川越完全ガイド!『時の鐘』から『菓子屋横丁』まで小江戸の魅力を体験
『川越』は、東京都の隣、埼玉県に位置し、その歴史的な建物や文化で知られる魅力的な観光地で、『小江戸』とも呼ばれ、江戸時代の雰囲気を色濃く残す街並みが特徴です。
この記事では、川越の見どころ、グルメ、そしてイベント情報など役立つ情報をご紹介します。
川越までのアクセス
川越の最寄りは西武線『本川越駅』ですが、『川越駅』からもアクセス可能です。
複数の鉄道会社が乗り入れる、『川越駅』は電車でのアクセスがとても便利です。
『西武新宿』からは対面座席で小旅行気分が味わえる特急レッドアローもおすすめです。
東京駅からは電車で1時間あれば到着するので、日帰り旅行にもぴったりです。
川越の見どころ
川越氷川神社
今から約1500年前に創建されたという古い歴史を持つ川越氷川神社は、川越の総鎮守として歴代川越城主に崇敬されてきました。
高さ15mもの大鳥居や、県の重要文化財に指定されている、社殿に施された見事な江戸彫の彫刻など見どころが多いです。
近年では縁結びにご利益があると、日本全国から多くの参拝客を集めています。
住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
アクセス:西武新宿線『本川越駅』から東武バス埼玉医大行きで7分、川越氷川神社下車してすぐ
営業時間:境内自由(社務所は8:00~18:00)
時の鐘
川越のシンボルとも言える「時の鐘」は、市の中心部にそびえ立ち、その歴史は江戸時代にまで遡ります。
以来3度の火災に見舞われるもその都度再建、現在の4代目は明治の大火後のもの。
毎日4回、6時、12時、15時、18時に鳴る鐘の音は、「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。
時刻を告げる鐘の音は、訪れる人々にとって時間旅行をしているかのような感覚を与えます。
住所:埼玉県川越市幸町15-7
アクセス:西武新宿線『本川越駅』から、東武バス札の辻方面行きで3分、一番街下車してすぐ
営業時間:見学自由
蔵造りの街並み
江戸時代に川越城の城下町で、商業都市として発展した川越。
「蔵造りの街並み」は、火災から貴重な物資を守るために建てられた、土壁と厚い屋根を持つ建物が並ぶエリアです。
店蔵が連なる重厚感たっぷりの町並みが残り、当時の面影を満喫できます。
今日では、カフェ、お土産店、そして美術館として活用されており、訪れる人々に古き良き時代の雰囲気を楽しませています。
住所:埼玉県川越市幸町周辺一番街通り
アクセス:西武新宿線『本川越駅』から徒歩15分
営業時間:見学自由
菓子屋横丁
出典:東武鉄道
川越のもう一つの魅力は、昔ながらの和菓子を楽しめる「菓子屋横丁」です。
札の辻からほど近い小さな路地の周辺に20数軒の駄菓子屋、和菓子屋などが立ち並ぶ、子どもだけでなく昭和を懐かしむ大人も立ち寄る人気スポット。
ここでは、色とりどりの和菓子が並び、訪れる人々を迎えます。特に「芋菓子」は川越の名物で、その甘みと風味が大人気です。
住所:埼玉県川越市元町2丁目
アクセス:西武新宿線『本川越駅』から、東武バス札の辻方面行きで3分、札の辻で下車して徒歩3分
営業時間:10:00~17:00(店舗により異なる)
川越のグルメ
出典:小江戸観光協会
川越は、伝統的な和菓子だけでなくさまざまなグルメスポットでも知られています。
グルメで欠かせないのは、鰻を使用したうなぎ料理で有名です。
現地で人気のお店をご紹介します。
創業190年越え!独自の焼き方で生まれる柔らかなうなぎ『うなぎ いちのや』
江戸時代後期、1832(天保3)年創業の老舗うなぎ店です。
受け継がれてきたタレを使った逸品の蒲焼を味わうことができます。
身はふっくらとし、皮目は香ばしい仕上がりです。
箸を入れればすんなりと皮まで入り、口に運べば舌に絡みつくようなねっとりとした食感を楽しめます。
タレはうなぎの甘みを引き立てるすっきりとした味わいです。
住所:埼玉県川越市松江町1-18-10
アクセス:西武鉄道『本川越駅』から徒歩8分
営業時間:11時~21時
定休日:不定休
1807(文化4)年創業の老舗店『小川菊』
創業200年余り、江戸後期に川越で誕生して以来、守られてきた味を堪能できるうなぎ店です。
毎朝届くうなぎは、全国の産地から厳選したものを使用します。
代々伝わるタレをつけ、紀州備長炭の高熱で焼き上げていきます。
香ばしいうなぎをご飯と一緒に頬張れば、ふっくらとした身にパリッとした皮目、そしてほんのり甘めで上品な味わいのタレが絶妙な味わいです。
住所:埼玉県川越市仲町3-22
アクセス:西武鉄道『本川越駅』から徒歩9分
営業時間:11時~14時、16時30分~19時30分
定休日:不定休
専門店ならではの上質なうなぎを味わえる『うなぎ 林屋』
那珂川のそばで60年に渡り、鮎やうなぎといった川魚を専門に扱ってきた「林屋川魚店」が出店したお店です。
国産うなぎを備長炭で焼き上げたうな重が自慢で、ふかふか食感のうなぎ屋。
そのうなぎと香ばしいタレのハーモニーは秀逸。
高タンパク低カロリーなどじょうの唐揚げや、備長炭でゆっくり焼き上げた地鶏のニンニク山椒焼きなどの一品料理もおススメです。
住所:埼玉県川越市仲町2-4
アクセス:西武鉄道『本川越駅』から徒歩12分
営業時間:11時~17時
定休日:不定休
川越発、日本を代表するクラフトビール『コエドビール』
出典:コエドブルワリー公式サイト
川越名物の『コエドビール』は、埼玉県川越を拠点とした”コエドブルワリー”が販売しているクラフトビールです。
川越のお店で取り扱っているところも多く、手軽に楽しめる日本を代表するクラフトビールです。
様々な種類があり、それぞれの味わいが異なり、ビール好きな人に新しい発見を提供しています。
今回は『コエドビール』が楽しめるレストランをご紹介します。
小江戸の肉バル『蔵や』
出典:ぐるなび
住所:埼玉県川越市新富町2-13-11
アクセス:西武新宿線『本川越駅』から徒歩3分、JR川越線『川越駅』から徒歩5分
営業時間:17:00〜24:00
歩き疲れたらひとやすみ!温泉で疲れを癒そう
小江戸はつかり温泉
出典:公式サイト
小川のせせらぎが聞こえてきそうな「さらさらの湯」と、豪快に流れ落ちる滝が見られる「ざぶーんの湯」は日替りで楽しめる野天風呂など複数のお風呂用意されています。
また、数種類の天然石を使った岩盤浴室内でロウリュウを開催しており全身が温まる体験ができる。
住所:埼玉県川越市渋井26-1
アクセス:東武東上線『南古谷駅』、JR川越線『南古谷駅』からバスまたはタクシーで15分
営業時間:8:00~翌0:30
料金:
大人 平日800円、土・日・祝900円
子供 平日420円、土・日・祝420円
川越が最も賑わうイベント『川越まつり』
毎年10月の第3日曜日とその前日に開催される『川越まつり』は、豪華な山車が街を練り歩く、川越が1年で最も賑わう壮大なお祭りです。
川越まつりは、江戸「天下祭」の様式や風流を今に伝える貴重な都市型祭礼として370年の時代を超えて守り、 川越独特の特色を加えながら発展してきました。
2005年には、「川越氷川祭の山車行事」として 国の重要無形民俗文化財に指定され、毎年多くの観光客がこの伝統的なイベントを目当てに川越を訪れています。 2019年には、2日間で約96万人もの観光客が訪れました。
川越まつりでは、神輿の巡行や夜店が立ち並び、夏の夜を彩ります。
日本のお祭りは忘れられない体験になることでしょう。
2024年の川越祭り開催情報
2024年10月19日(土)~20日(日)
最大の見どころ:「曳っかわせ」は18時~21時の間
場所:埼玉県川越市中心部(川越駅、本川越駅、川越市役所周辺)
それぞれ駅を降りれば、お祭り会場です。
まとめ
川越は、歴史的な魅力と現代的な楽しみが融合したユニークな観光地です。
『時の鐘』の音や、蔵造りの街並みを歩きながら、日本の江戸時代にタイムスリップしたような体験ができます。
『菓子屋横丁』での和菓子の味わい、地元グルメの探索、そして伝統的なお祭りは、訪れるすべての人にとって忘れられない体験となるでしょう。
Written by
- WellBe Inc.
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